たいようのうた

かなりよい。DVDが出たらもう一度見る。気に入った。
はじめの場面で幼い顔の主人公が路上で演奏し始めたとき、やべーこんなわけわかんねー小娘の歌をきくためにチネチッタきちまったーーーって思ったら、歌い始めてびっくり。うますぎやんアンタ・・。後で坊主に聞くと、本職らしい。なるほど、しかも以前、顔が地味のわりに歌うめーよなってTVで歌を聴いて話してた奴らしい。YUIだそうです。要チェック。
歌が大事な映画なので*1、↑のポイントは凄く大事で、そのところでTVドラマは失敗してるような気がする*2

映画の中ではいきなり告白したり、都会で路上ライブしたら一気に人が集まってきたり*3、ちょっと唐突感あふれる映画だけど、そんな些細な事は気にならないほどテンポよく話が進む。終わりは唐突だが、後味も悪くない。俺の中では消しゴムよりかはずっと泣ける。

以下ネタバレ

比喩ではなく死に到る病に冒されていながら、なかなか死なないなぁと思いつつ見てたら、あっさりと死んでしまった。でも、あんまりどぎついシーンがなかったのはよかった。病院で他の患者らしきものを写すシーンがあったが、あの経過を見せたらホラーに近くなるからな。そういうところの経過をはしょったってところは消しゴムあたりと違うところで、評価がわかれそうな気はするが、俺はありだと思う。あの病気で死に顔がきれいなのってありえんのかどうかはわからないが。
才能はあるけど寿命が短い、才能はないけど寿命は少なくとも短くない。どっちがいいんだろうなって本気で考えてしまう映画だ。無性にガタカを見たくなったぞ。土曜日に見よう。

*1:そんなことは知らずにみにいってたが

*2:まだ見ていないのであくまで気がするだけだが

*3:あんだけ歌うまけりゃ可能性がないわけではないが、初めての晩であんなに人集まってもいいん?(笑)