ユナイテッド93

テロ事件9.11をもとにしたフィックション映画。なぜ4機のうち1機だけ目標地点に到達しないで墜落したのかというところを想像を元に描かれた映画だったらしい。
らしいというのは9.11の事を詳しく知らなかったからで、この93がビルに激突すると思っていたんだが、一向に離陸しようとしないうちにシーンが進んでいくから未遂の機があったのかなって思ったんだけど、そうじゃないことを最後まで見てしった次第。別にこれはネタバレでもなんでもなくて、このくらいの事前知識をもって映画をみたほうがいいと思う。
並みのパニック映画より、ずっと恐ろしかった。

以下、若干ネタばれ
世界最強のアメリカ軍左官が『4機で東海岸は守れません』とか、武器を装備していない戦闘機を派遣したり、アメリカの空から一時的に飛行機を飛ばさないように指示したとき、今何機飛んでいるんだ?と聞いて『4000機です』とか、指揮系統が乱れると巨大組織ほどもろいというのが浮き彫りになる。たった4機ハイジャックされただけであんなボロボロになるとは・・。
それにしてもコックピットのセキュリティがあんな弱いってのはどうなんだろう・・・ちょっと飛行機に乗りたくない。
あと、コックピットとの音声通信しか、ハイジャックされてるかどうかわからないのはどうなのよ・・・。webカメラでもつけたほうがいいんじゃないの・・。とりあえず遠隔操作をできるようにはすべきだろうな・・。
エンドロール前のテロップは必見で、かなり考えさせらる。
大統領の許可は下りたが、誤射をふせぐために軍部が攻撃許可が下りたことを伝えなかったというのは、本当はいけないんだろうけど、まあ正しいと思う。誤射しなくても自国の民間機を撃墜した日には国家の危機でっせ・・。