私が彼を殺した

私が彼を殺した (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺したよりも難しいというのがもっぱらの
評判だが、俺としてはこっちのほうが簡単だった。
まあ、おもしろいけど加賀よりも他のキャラの個性が強く
加賀はちょい役だったのが残念。

あと東野って人物の容姿の表現がとおり一辺倒でキャラの顔が
思い浮かばない。白夜行はそんなことなかったんだが。

以下ネタバレ
美和子:不思議キャラ。一番嫌いなタイプの女。何を考えてる
    のやらさっぱりわからん。
    こいつが殺して他の3人に罪をなすりつけたって話で
    あれば俺はこいつが好きになっただろう。

神林:妹萌えのバカ。途中まで読んで雪笹の心理描写でこいつが
   美青年ということを知る。
   こいつは殺してないんだけど、殺してなんの解決になった
   んだろう・・。

雪笹:穂高にもてあそばれた女。美人かどうかすらよくわからん。
   穂高が死んだら元気になる単純バカ。

駿河:犯人。借金してたのを肩代わりしてもらった奴を殺す
   恩知らず。穂高の後始末をつけてまわっている記述が
   あるがさほど有能でもなさそう。あくまで穂高がいないと
   ダメだった。
   こいつの場合惚れた女をとられたわけだが、なんの関係にも
   いたっていないため逆恨みもいいとこ。

穂高:カス。自分の才能がどこで生きるかをわかっていないバカ。