秒速5センチメートル

３つの短編を通して、初恋を描いた作品。
見た後はなんともいえない気分になったね。
山崎まさよしの名曲を聴いて、去年のM1を思い出した俺と坊主は頭いかれてる。

以下ネタバレ
第一話
重苦しい時間が伝わってよかった。別れ際に「いつき君は*1これからも大丈夫だと思う」とヒロインがいったので、多分結ばれないなと思った。

第二話
打つあてもないメールを・・という独白でアンハッピーエンドを強く予感。
サーフィンのシーンだけこの映画で著しく映像がチープなのは何故だろう。

第三話
やっぱり結ばれなかった。
主人公は何を求めているのかわからないと言っていたがわかっていない振りをしているだけだろう。
三年つきあった女に*2、1000通メールをしても心は1センチしか縮まらないとメールを打たれ振られる。ショックをうけているそぶりだったが、電話に出ないシーンがあったりして、大して好きではなかった模様（笑）。
その裏で幼馴染のヒロインは別の男と婚約しているという、予想どおりの展開・・・。

ラストシーンで線路をわたるときに二人がすれ違って、渡った後にｍ振り返ろうとするときに電車がとおる・・男は電車がとおりすぎるのを待ち、女はふりかえらないか電車がとおりすぎるのを待たない・・。
結局男だけがそこに残る。結局はこのシーンを見せたかったんだろうね、この監督は。要するにセンチメンタルなんですよ男は。女の監督なら絶対こうはならない。
まあ、ボロボロの主人公が最後歩み始めたときに笑っているように見えたからやっと吹っ切れたんだと思いたい。

*1:主人公

*2:ヒロインではない